
妊娠14週目は妊娠4ヶ月にあたり、母子ともにさまざまな変化が訪れる時期です。
妊娠14週目に入ると多くの妊婦はつわりが軽減されますが、腹痛や腰痛に悩まされることが増えます。そのため、胎児の健康状態や自身の体調の変化について不安を感じる人も少なくありません。
この記事では、妊娠14週目の胎児と妊婦の体に現れる特徴を詳しく解説します。また、妊娠14週目に注意すべき症状についても紹介します。
妊娠14週目の胎児の特徴
妊娠14週目の胎児には、以下のような特徴があります。
・各器官や筋肉が発達する
・エコーで性別がわかる場合も
それぞれの内容を詳しく確認していきましょう。
各器官や筋肉が発達する
妊娠14週目は胎児の器官形成がほぼ終わり、筋肉が少しずつ発達してくる時期です。
手や足の動きが活発になり、手を握ったり膝を曲げたりする動きが見られます。また、まぶたや乳歯、外性器の形成も進みます。
首が発達してきて長くなり、頭を支えられるようになるのもこのころです。
妊娠14週目の胎児の心拍数は1分間に約150回と、大人の倍ほどの速さで動いています。胎児は母体から供給された栄養をもとに、小さな心臓で精いっぱい血液を全身に送り出し、器官や筋肉を育んでいます。
エコーで性別がわかる場合も
妊娠14週目になると、エコー検査で胎児の性別がわかる場合もあります。
男の子であれば妊娠14〜15週ごろ、女の子の場合はやや遅く妊娠17〜19週ごろにわかることが一般的です。
男の子は外性器が突起しているため、エコー検査のモニターに映りやすく比較的判断が容易です。女の子は外性器が目立たないだけでなく、姿勢や向きによっては見えにくいこともあり、判断に時間がかかります。
また、エコー検査中に気になる所見が見つかった場合は、NIPT(新型出生前診断)を検討するタイミングといえます。NIPTは、母体の血液を採取して胎児に染色体異常の可能性があるかを診断する検査です。
たとえば、首の後ろのむくみが厚い、手足が短いなどの特徴がある場合は染色体異常が疑われます。エコー検査で異常が疑われる場合は、NIPTを受けることでより高い精度で染色体異常の可能性を判断できます。
参照:胎児診断医療センター「21トリソミー(ダウン症候群)」
妊娠14週目の妊婦の特徴
妊娠14週目に見られる妊婦の特徴は主に5つあります。
・お腹の出方が変化する
・つわりが治まり始める
・体重が増加しやすくなる
・胎動はまだ感じられない
・流産の危険性が減少する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
お腹の出方が変化する
妊娠14週目に入ると、子宮の大きさが乳児の頭くらいのサイズに成長するため、お腹の出方に変化が見られます。
子宮の拡大によりお腹が徐々にふくらみ始めるので、妊娠していることが周りの人から見てもわかるようになるでしょう。
妊娠20週をすぎると、さらにお腹のふくらみが目立つようになります。
つわりが治まり始める
妊娠14週目に入ると、ホルモンバランスが安定するため徐々につわりが治まりはじめます。
つわりの軽減には個人差があり、ある日突然吐き気がなくなる人もいれば、少しずつ症状が和らいでいく人もいます。
多くの妊婦が改善を感じる一方、妊娠14週を過ぎても引き続きつわりに悩まされるケースも少なくありません。
妊娠16週まで進むとほとんどの人はつわりの症状が気にならなくなるようです。体内のホルモンバランスが安定してきて基礎体温が下がるため、熱っぽさやだるさも次第に軽減される傾向があります。
体重が増加しやすくなる
妊娠14週以降は、つわりが軽減されて吐き気や嘔吐が少なくなることで食欲が回復し、自然に食事量が増えることで体重が増加しやすくなります。
体重の過度な増加は妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病の危険性を高めるため、適切な体重管理が重要です。妊娠中の適切な体重増加の目安は、体格によって異なります。
体格区分 | 体重増加目安 |
---|---|
低体重(やせ):BMI18.5未満 | 9〜12kg |
ふつう:BMI18.5以上25.0未満 | 7〜12kg |
肥満:BMI25.0以上 | 個別対応 |
体格区分が低体重(やせ)の場合は9〜12kg、ふつうの体格では7〜12kgまでの体重増量が目安とされ、肥満の場合は個別の対応が推奨されています。
妊娠中期から末期にかけては、1週間あたり0.3〜0.5kg程度が推奨体重増加量です。適切な体重増加を心がけ、母体と胎児の健康を守りましょう。
参照:新ゆり大塚レディースクリニック「太りすぎはなぜいけないの?」
参照:厚生労働省「「妊娠期の至適体重増加チャート」について」
胎動はまだ感じられない
妊娠14週目になると胎児は活発に動くようになりますが、まだ胎動を感じることはできません。妊娠14週の胎児は頭の先からお尻までの長さが約90mm、体重は約20gと非常に小さいためです。
胎動自体は妊娠7週ごろから始まっていますが、母体が胎動を感じるようになるのは胎児がさらに成長してからです。一般的に、胎動が感じられるのは妊娠18〜20週ごろとされています。
ただし、経産婦であれば胎動をより早い段階で感じる場合があります。過去の妊娠で胎動を経験しているため刺激を感じやすく、初産婦より2〜3週ほど早くから感じる人もいるようです。
流産の危険性が減少する
妊娠14週目に入ると胎盤がほぼ完成し、赤ちゃんが成長する準備が整うので、流産の危険性が下がります。
しかし、流産の可能性がゼロになるわけではありません。妊娠12週以降に起こる流産は母体の健康状態も影響するといわれています。たとえば、子宮筋腫や細菌感染などが要因として挙げられます。
多くの妊婦でつわりが治まり、仕事や運動を再開できる時期でもありますが、過度な運動や無理な仕事には注意が必要です。
とくに、激しい運動や重い荷物をもつなど、子宮へ圧力がかかる行為は避けましょう。気分転換や過度な体重増加を防ぐため適度な運動は必要ですが、無理のない範囲で行うことが大切です。
参照:J-STAGE「妊娠中の運動」
参照:日本産婦人科医会「1.総論」
妊娠14週目に注意すべき症状
妊娠14週目に妊婦が注意すべき症状は、以下の3つです。
・お腹の張りや痛み
・鉄欠乏性貧血
・腰痛
それぞれの症状について、詳しく解説します。
お腹の張りや痛み
妊娠14週目に感じるお腹の張りや痛みには、切迫早産や切迫流産、常位胎盤早期剥離などの危険性もあるため注意が必要です。胎児の成長に伴い、子宮が拡大することで軽い痛みや張りを感じることは一般的であり、自然に治まることが多い症状です。
しかし、以下のような症状が見られる場合は妊娠経過に問題が起きている可能性があります。
・激しい腹痛
・出血を伴う腹痛
・規則的な感覚で続く腹痛
激しい痛みがある場合は母体や胎児の健康に影響を及ぼす可能性があるため、速やかに医師に相談しましょう。
鉄欠乏性貧血
妊娠すると、胎児に栄養を供給するために母体の鉄分が必要以上に消費されることで、鉄分不足に陥りやすくなります。貧血になると、息切れや倦怠感を感じやすくなり、日常生活にも影響を及ぼす恐れがあります。
鉄欠乏性貧血が疑われる場合は、処方される鉄剤の服用だけでなく栄養バランスのよい食事を心がけることも大切です。
たとえば、鉄分が豊富に含まれる赤身の肉や魚、豆類、葉物野菜などを積極的に取り入れましょう。
また、重度の貧血は流産や死産、低出生体重児となる危険性が高まります。とくに、息切れやめまい、倦怠感がひどくなった場合は、速やかに医師の診察を受けましょう。
参照:熊本大学病院 輸血・細胞治療部「鉄欠乏性貧血」
腰痛
妊娠14週目に入るとお腹が大きくなるにつれて反り腰の姿勢になり、腰痛に悩まされる妊婦が増えてきます。ホルモンの影響で骨盤がゆるんで姿勢が変化しやすくなることも、腰痛の原因のうちのひとつです。
さらに、大きくなった子宮が骨盤内の血管を圧迫し、血行が悪くなることも腰痛の原因の一つです。
子宮の成長により体の重心が前に移動するため、妊娠14週目以降は座り方や立ち方に気を配りましょう。
座る時は仙骨を立てた状態を保ち、腰に負担がかからないようにします。また、立つ際には下腹部に軽く力を入れて腰が反らないように意識することが大切です。
腰痛対策として、骨盤ベルトや抱き枕などのサポートグッズを使用することも有効です。
しびれや足の痛み、周期的な痛みなどがある場合は、別の病気の可能性も考えられます。不安に感じる症状があれば、医療機関を受診してください。
妊娠14週目は安定期に差しかかる大切な時期!変化を理解して出産に備えよう
妊娠14週目はお腹がふくらみはじめ、赤ちゃんの成長を実感できる時期です。
多くの妊婦ではつわりが治まり始めることで過ごしやすくなりますが、食べ過ぎによる体重増加には注意しましょう。
また、強い腹痛や腰痛、貧血による倦怠感などの症状が見られる場合は、早めに病院を受診することをおすすめします。
妊娠14週目以降は体調が安定しやすくなるため、入院の用意や育児に関する情報収集など出産に向けた準備を進めることも大切です。早い段階で胎児の健康状態を把握し出産の準備を整えたい場合は、新型出生前診断(NIPT)を検討しましょう。
NIPTでは、胎児の染色体異常の可能性を高い精度で調べられます。超音波検査で胎児の性別の確認が難しい場合も、NIPTの受検によって性別判断が可能です。
平石クリニックでは、妊娠6週から早期NIPTを受けられます。また、結果が陽性の場合は確定検査の費用を全額負担いたします。
出産に向けた準備を進めるために、まずはご相談ください。
運営者情報
NIPT平石クリニック
高齢出産が増えている傾向にある日本で、流産のリスクを抑えた検査が出来るNIPT(新型出生前診断)の重要性を高く考え、広く検査が知れ渡りみなさまに利用していただける事を目指しております。