2020.05.22 Fri

妊娠14週目のエコー写真からわかること|妊婦の特徴と注意点は?


妊婦健診で胎児の状態を観察するために行われる超音波検査。妊娠14週にエコー検査を受けると、より人間に近い体つきの胎児が確認できるでしょう。ここでは、妊娠14週目の胎児の特徴や、この時期のエコー写真からわかることをお伝えします。

 

また、妊婦さんの特徴や妊娠14週頃に日常生活で気をつけたい注意点もご紹介。母体や胎児へのリスクが懸念される習慣を改めて、健やかに過ごすためにご一読ください。

 

妊娠14週目の胎児の特徴とエコー写真からわかること

妊娠14週目の胎児は、超音波検査でどのような特徴が見られるのでしょうか。初めに、検査やエコー写真からわかることをご紹介します。

 

胎児の特徴

妊娠14週の胎児は、指を吸い始める動作が見られるのが特徴です。この動作は、生まれたばかりの子どもが口に入ったものを反射的に吸う、「吸啜(きゅうてつ)反射」であると考えられています。吸啜反射は、赤ちゃんが母親のおっぱいを吸うために必要な反射で、胎児の頃に備えられます。胎児が活発に小さな動きを始める時期です。

 

その一方で、妊娠14週の段階ではまだほとんどの妊婦さんが胎動を感じられません。一般的に、胎動を感じられるようになるのは妊娠18~20週だといわれます。妊娠14週頃は、胎動と腸の動きを混同してしまう妊婦さんも少なくないようです。

 

妊娠14週になると、胎児に性器ができます。胎児の性別は受精した瞬間に決まっていますが、超音波検査で性別を調べられる時期の目安は妊娠14週頃です。妊娠20週頃になると、さらに確認しやすくなります。胎児の皮膚は半透明になり、しだいに厚みを増していきます。発育とともに、より人間に近い体つきが作られてくるでしょう。

 

エコー写真からわかること

妊娠14週のエコー写真では、胎児の様子をよりはっきりと確認できるようになります。頭と体が見られるだけでなく、なかには手足が見られるケースもあり、人間らしい体つきが画像に映し出されるでしょう。すでに性器を確認できる場合には、性別を調べられる可能性もあります。ただし、妊娠14週の時点ではまだ超音波検査で男の子と女の子を判別するのが難しいケースが珍しくありません。胎児の性別について、超音波検査よりも精度の高い方法で調べたいときは、ほかの出生前診断を検討する方法もあります。

 

出生前診断の検査方法には、「NIPT(新型出生前診断)」「羊水検査」「絨毛検査」などがあります。平石クリニックのNIPTは妊娠10週から受検でき、胎児の先天異常の可能性を調べるとともに、性別の判定が可能です。NIPTは妊婦さんへの採血のみで実施でき、胎児へのリスクがほとんどありません。妊娠16週未満まで検査を受けていただけるため、出生前診断を受ける妊婦さんはぜひご検討ください。

 

妊娠14週目の妊婦の特徴

多くの妊婦さんは、妊娠14週頃につわりが治まる一方で、お腹が張ったりむくみを感じたりします。妊娠14週目を迎えた妊婦さんに起こる変化をお伝えします。

 

つわりが治まる

妊娠14週目は、一般的につわりのピークを過ぎている時期だと考えられています。つわりの症状には個人差があるため、なかにはつわりが続く妊婦さんもいらっしゃいます。しかし、多くの妊婦さんは食欲が高まりやすくなるでしょう。つわりが治まることで食べ過ぎにつながりやすいため、適切な体重増加を目標に食生活を管理するのが大切です。

 

お腹が張る

母体では子宮が大きくなるにつれて、それを支える靭帯が引っ張られるようになります。妊娠14週頃の妊婦さんは、横っ腹に張りや痛みを感じることが多いようです。お腹が大きくなるにつれて皮膚に線状のひび割れができる、「妊娠線」が生じることもあります。

 

体がむくむ、便秘になりやすい

妊娠中は女性ホルモンのプロゲステロンが分泌される影響で、むくみや便秘が起こりやすくなります。プロゲステロンには腸の動きを抑えたり、体内に水分を溜め込んだりする働きがあるためです。症状がひどいときは、医療機関で医師にご相談ください。

 

流産の可能性はまだある

妊娠14週目は基本的に流産の可能性が低いといわれますが、切迫流産が起こる場合があります。切迫流産とは、子宮口が閉じているものの、胎児が出てくる可能性がある状態のことです。妊娠中に出血や腹痛などの心配な症状があるときは、速やかに医師に相談していただくことをおすすめします。その後は医療機関での指示に従ってお過ごしください。

 

妊娠14週目に妊婦が気をつけたい注意点

妊娠中は日常生活で注意しておきたいことがあります。自分の妊娠週数に合わせて、生活習慣の見直しを行いましょう。最後に、妊娠14週目での注意点をお伝えします。

 

禁煙する

タバコを吸うと、流産・早産・前置胎盤などが起こりやすいと考えられ、胎児への影響が懸念されています。前置胎盤とは、胎盤が子宮口のそばに位置することです。出産時の出血や、胎児の窒息などの危険性があります。妊婦さんやパートナーは、禁煙を心がけましょう。

 

アルコールは控える

妊婦さんがお酒を飲むと、摂取したアルコールが胎盤を通過して、胎児の血液が母体とほぼ同じアルコール濃度になります。アルコールは胎児の先天異常を引き起こすと考えられるため注意が必要です。妊娠中はお酒の種類や量を問わず、禁酒が推奨されています。

 

カフェインの摂取を控える

カフェインには血管を収縮させる作用があり、妊婦さんが摂取すると流産や早産のリスクを高めると考えられています。また、胎児の発育不良につながり、出産時に低体重となるおそれがあります。妊娠中はカフェインを含む食品をできるだけ控えておきましょう

 

妊娠線を予防する

妊婦さんのお腹が大きくなると、妊娠線が生じることがあります。妊娠線の予防は妊娠初期から始めると良いでしょう。お腹周りの肌をクリームで保湿して、乾燥から守るとともに肌を柔らかく保つことが大切です。マッサージをするようにクリームを塗りましょう。

 

妊娠14週で出生前診断を受ける選択肢

妊婦健診では、胎児の状態を観察するために超音波検査が行われます。妊娠14週を迎えると、胎児に小さな動きが活発に見られるようになり、エコー写真でも人間に近い体つきが確認できます。妊婦さんは日常生活を送るうえで注意するべきポイントを押さえながら、引き続き胎児の発育を見守りましょう。出生前診断の検査方法であるNIPTでは、胎児の先天異常の可能性や性別などを調べられます。超音波検査で胎児の性別を調べるのが難しい場合は、別の出生前診断の検査を受ける選択肢もご検討ください。

運営者情報
NIPT平石クリニック


高齢出産が増えている傾向にある日本で、流産のリスクを抑えた検査が出来るNIPT(新型出生前診断)の重要性を高く考え、広く検査が知れ渡りみなさまに利用していただける事を目指しております。


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