妊娠中に胎児の性別は検査で調べることができます。
検査方法としては…..
- 超音波(エコー)検査
- NIPT(新型出生前診断)
- 羊毛検査
- 絨毛検査
とありますが、羊毛検査や絨毛検査はリスクがあり、
単に胎児の性別を知りたいと言う場合にはオススメできません。
これから生まれてくる子どもの性別が気になる場合は、エコー検査などの出生前診断を受けることをオススメします。
しかし、エコー検査でみる性別は必ずしも確実なものとは言えません。
そこで役に立つのが、NIPTと呼ばれる新型出生前診断です。
NIPT(新型出生前診断)とは?
NIPT(新型出生前診断)とは、妊婦の母体から血液を採取し、胎児の染色体を調べる血液検査です。
この検査には様々な特徴があるので、是非とも検査を受けてみてはいかがでしょうか。
NIPT(新型出生前診断)の特徴
この検査は2013年から導入されました。
妊婦への負担が少なく子どもの性別が判別できるのが最大の特徴です。
そして、何よりも染色体を調べる検査ですので、胎児の染色体疾患をより正確に発見できます。
この方法は他の検査方法よりも性別判断の精度が高いと言えます。
しかも母体の採血だけで検査ができるので流産や死産のリスクも全くありません。
まさに妊婦が安心してお腹の赤ちゃんの性別を判別できる方法と言えます。
さらに妊娠10週目以降から検査を受けることができるのも、大きな特徴です。
ここまで早い週数で胎児の性別がわかるのは大きなメリットです。
【合わせて読みたい】
さて、ここからは胎児の性別が決まる時期や、性別を調べる方法をご紹介します。
出生前診断を受ける予定のある方は、NIPT(新型出生前診断)を受けることを検討するのもよいでしょう。
胎児の性別に関する基礎知識
胎児の性別はどのタイミングで決まるのでしょうか?
また、性別はどのような仕組みで決まるのでしょうか?
妊婦さんが知っておきたい基礎知識をお伝えします。
胎児の性別が決まるタイミング
胎児の性別は、精子と卵子が受精したときすでに決まっています。
(図形引用:「楽天Mama’s Life」)
精子は、一つ一つ性別にかかわる「X染色体」と「Y染色体」のいずれかを持っています。
このうち、最終的に卵子に到達した精子がもっていた染色体により、胎児の性別が決まるという仕組みです。
精子に性別決定権がある
人間の身体組織は細胞内にある2本1対の染色体によって構成されています。
男女に共通する22種類の「常染色体」44本と、性を決定する2本の「性染色体」、46本からできています。
性染色体には、染色体Xと染色体Yの2種類があります。
- 男の子は染色体Xと染色体Yの組み合わせ(XY)
- 女の子は染色体Xと染色体Xの組み合わせ(XX)
卵子が持っているのは全て染色体X。
染色体Yを持っている精子が受精するとXYで男の子になります。
あるいは、X染色体を持った精子が受精するとXXで女の子となります。
精子が染色体Xを持っているか、染色体Yを持っているか、精子に性別決定権があるのです。
受精した瞬間に男の子か、女の子か決まってしまいます。
ですので、受精した後に何をしようが性別が変わることはありません。
胎児の性別がわかる時期と検査方法
妊娠中に胎児の性別がわかる時期と、性別判定の検査方法をご紹介します。
妊婦さんやご家族の出産準備のために、妊婦健診の超音波検査のほか出生前診断を受ける方法があります。
胎児の性別がわかる時期
赤ちゃんの性別がわかる時期は妊婦や胎児によって個人差があります。
ですが、妊娠中期頃にわかる場合が多いと言われています。(妊娠中期:妊娠5ヶ月「16周」〜妊娠7ヶ月「27週」)
性別の判明は、男女によっても少し差があり、男の子の方が早くわかることが多いです。
なぜかというと、一番のポイントになるのが外性器の形からです。医師が行う超音波検査(エコー検査)で、男の子のシンボルの方が突起として見えやすいためです。
男の子
男の子は外性器で比較的分かりやすく、足と足の間にピーナッツのような形の睾丸がついているかどうかで確認します。15週くらいで陰嚢(いんのう)を確認できると、「男の子のように見えるね」などと告げられることもあります。
女の子
女の子は男の子のように外性器がはっきり確認しにくく分かりづらいのですが、太ももと太ももの間に木の葉のような形(コーヒー豆とも言われます)をした外陰(がいいん)があるかどうかで確認します。
胎児の性別を調べる方法
胎児の性別を調べる方法としてよく用いられるのは超音波検査です。
すでに妊婦健診で受検した経験のある妊婦さんもいらっしゃるでしょう。
超音波検査は「エコー検査」とも呼ばれ、胎児の成長の観察や異常の早期発見などの目的で実施されます。
検査では妊婦さんのお腹の羊水に超音波を発信して、反射信号を画像に変換するのが特徴です。
エコー写真を見れば分かる?
たまに超音波検査のエコー写真を見て
「おちんちんが見えたから、男の子!」などと判断する妊婦さんもいらっしゃいます。
ですが、エコー写真は一般の写真のようにわかりやすくてきれいに見えるわけではありません。
初産の妊婦さんが自分で判断するのは難しいです。
医師から超音波検査のモニター画面やエコー写真を使って
「ここに睾丸が見えるから男の子ですね」などと説明を受けながら、胎児を観察すると理解できます。
3Dや、4Dなどのエコーを取り入れている産院もありますが、通常は2Dの超音波検査で性別を判断できます。
最近の超音波検査は精度が上がり、何度かの妊婦健診のどこかのタイミングで性別がわかるものです。
それでも100人中100人ともが分かりやすいということはなく
数人は胎児の位置によってわかりにくいことがあるので「100%判定が可能」とは言い切れないのです。
そこで、より精度の高い判定を希望する場合には、別の検査方法も検討してみましょう。
新型出生前診断(NIPT)の検査結果を通して胎児の性別を調べる選択肢があります。
胎児の性別もわかるNIPTとは?
新型出生前診断(NIPT)の検査を受けると、胎児の染色体異常と併せて性別を調べることができます。
ここでは、NIPTの特徴や性別を調べる方法をご紹介します。
NIPTでの性別判断の特徴
新型出生前診断(NIPT)は、妊娠10週0日から受けられる出生前診断の検査方法です。
胎児の染色体異常について調べる検査で、妊娠15週6日くらいまで受検できます。
超音波検査よりも早い段階で胎児の性別を知りたい方に適しています。
NIPTの検査は妊婦さんへの採血のみで実施できるのが特徴です。
母体の血液中を循環する胎児由来のセルフリーDNAの遺伝子配列を解読し、胎児の性別を調べることができます。
母体の血液を採取するだけですので、お腹の赤ちゃんへのリスクはありません。
平石クリニックのNIPTで胎児の性別を知る方法
平石クリニックのNIPTで胎児の性別を調べる場合は、検査前に性別通知を希望する旨をお伝えいただきます。
採血の実施後は性別通知の変更を致しかねますので、十分にお気をつけください。
性別通知を希望された受検者さまには、検査結果の用紙に胎児の性別が記載された状態でお届けいたします。
当院までお気軽にお問い合わせください。
平石クリニックのNIPTでは、基本検査の内容に性別判断が含まれているため、追加料金なしで性別通知をご利用いただけます。
性別判断は希望する受検者さまのみに実施する内容であり、検査では胎児の性別を調べなくても問題ございません。
妊婦さんやご家族が将来について考えるうえで、必要があるときに性別判断を利用していただけます。
胎児の性別を早期に調べられるNIPT
胎児の性別は受精した時点で決まっていますが、超音波検査で性別が確認できるのは妊娠16週を過ぎた頃からです。
ただし、超音波検査で性別の判別がしやすくなるのは妊娠20週前後であり、判定は100%正しいとは限りません。
新型出生前診断(NIPT)は妊娠10週から受けられる検査で、妊婦さんへの採血のみで胎児の染色体異常と性別をお調べいただけます。
検査精度は99%程度と、非常に高いのが特徴です。
平石クリニックのNIPTで性別判断をご利用になる受検者さまは、採血の実施前に性別通知を希望する旨を同意書にご記載ください。
運営者情報
NIPT平石クリニック
高齢出産が増えている傾向にある日本で、流産のリスクを抑えた検査が出来るNIPT(新型出生前診断)の重要性を高く考え、広く検査が知れ渡りみなさまに利用していただける事を目指しております。