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高齢出産とは何歳以上?知っておきたいリスクと妊娠後にできること

高齢出産の年齢には諸説ありますが、現状では35歳以上での出産がひとつの目安とされています。女性の晩婚化を背景に、高齢出産が珍しくなくなっている状況です。

ここでは、高齢出産の定義と背景についてお伝えします。また、高齢での出産を目指す方が妊娠中に意識したいポイントもご紹介しますので、今後の妊娠出産に備えてご一読ください。大切な母子の健康のために妊娠後はできることに取り組みましょう。

高齢出産の定義と現状

そもそも、何歳ごろから高齢出産となるのでしょうか。また、国内において高齢出産はどのような状況にあるのでしょうか。まずは高齢出産の基礎知識をご紹介します。

高齢出産の年齢の定義

現状、一般的に35歳以上での出産は高齢出産であると考えられています。従来は30歳を過ぎると高齢出産と見なされることが多かったようです。それに対して、公益社団法人日本産科婦人科学会では、35歳以上が高齢出産であると定義付けられています。よく耳にする「高齢出産」という言葉ですが、その出産年齢の定義は時代とともに変化しています。

高齢出産の現状

厚生労働省の調査によると、第一子の出生年齢は上昇傾向にあります。国内における第一子の出生年齢は、平成28年時点で30.7歳、平成7年時点では27.5歳でした。第一子の出生年齢は、21年前の数値と比較して3.2ポイント上昇している状況です。このように高齢出産が珍しくなくなった背景として、女性の晩婚化が挙げられます。

女性の晩婚化は、平均初婚年齢の推移から読み取れます。厚生労働省の調査では、平成28年時点で妻の平均初婚年齢は29.4歳、平成7年時点での平均初婚年齢は26.3歳でした。こちらは21年前の数値と比較して3.1ポイント上昇しています。女性の初婚年齢は年々高まりつつあり、そこには女性の社会進出の進展が関係していると考えられます。

多くの女性が就職する昨今では、キャリアと出産について悩む方が少なくありません。仕事でキャリアアップする時期が、妊娠適齢期に重なることが多いためです。また、なかには職場への影響を懸念して、出産に伴う長期休暇を取りづらいと考える女性もいます。このような女性の社会進出と高齢出産の関係は、現状の大きな課題といえるでしょう。

【出典】平成28 年 人口動態統計月報年計(概数)の概況(厚生労働省)
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/jinkou/geppo/nengai16/dl/gaikyou28.pdf
(P.3,4,5,15)

高齢出産のリスク

高齢出産をすると、20代での出産と比べて母親や赤ちゃんへのリスクが高くなると考えられています。さらには、経済面での負担も考慮したうえで選択が求められます。

母体へのリスク

高齢出産では、20代での出産に比べて早産・難産・流産のリスクが高くなると考えられています。その理由のひとつとして、卵子の老化による影響が挙げられます。また、母親が妊娠合併症になる可能性も考慮するべきでしょう。妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群などの合併症になれば、健康状態への影響も無視できません。また、子宮口が十分に開きにくくなるおそれもあり、母体にかかる負担が大きいといえます。

胎児への影響

高齢出産では、胎児が障害を持つ可能性があります卵子の老化による染色体異常や、遺伝子異常などが主な原因として考えられています。ダウン症の子どもの出生率が高くなるという見方もあり、自分だけでなく赤ちゃんへの影響も視野に入れる必要があるでしょう。

経済面での負担

高齢出産には、母子へのリスクや影響のほかに、経済面での負担も懸念されています。家計の状況に対して教育費や養育費の負担が大きくなるおそれがあるためです。たとえば、保護者の退職後に収入が低下するとき、子どもの学費をはじめとした高額な費用が必要になるケースがあります。計画的な貯蓄をするなど十分な対策を採ることが重要です。

高齢出産のリスク軽減のために妊娠後にできること

高齢出産のリスクを軽減するため、妊娠後にできることをお伝えします。妊活で授かった命を育むうえで、妊娠中は以下のポイントを参考にお役立てください。

食事に気を使う

妊娠中は栄養バランスの取れた食事を徹底しましょう。特に、葉酸やビタミンDを豊富に摂取するよう心がけてください。葉酸は胎児の脳・神経管・心臓などの形成に役立つとされ、ビタミンDは妊娠合併症などの予防につながると考えられています。一方で、糖質の過剰な摂取を控え、妊娠糖尿病などを予防することが大切です。

規則正しい生活を送る

妊娠後は規則正しい生活を送りましょう。可能であれば、妊娠前から生活リズムを整えるための準備ができると理想です。1日3食きちんと食事を摂り、朝は決まった時間に起床するよう心がけます。また、十分な睡眠時間を確保するために、夜は早めに就寝してください。日中はウォーキングやストレッチのように軽い運動を取り入れ、血行を促しましょう。

ストレスを解消する

妊娠後はストレスを解消するための工夫を行いましょう。日常生活では身の回りの方に協力していただき、仕事や家事の負担をできるだけ減らしたほうが安心です。また、散歩をしたり音楽を聴いたりして、気分をリフレッシュすることをおすすめします。親しい方と話す時間や、趣味や好きなことに取り組む時間を設けるのも良いでしょう。

出生前診断を受ける

妊娠後は、「羊水検査」「絨毛(じゅうもう)検査」「NIPT(新型出生前診断)」などの出生前診断を受ける選択肢があります。特にNIPTは検査の精度が高く、母体に与えるリスクを抑えやすいのが特徴です。診断は採血により行われます。

平石クリニックでは、年齢制限なくNIPTを受けていただけます。検査は平日だけでなく、土日祝日も実施。全国38医院のネットワークを持っているため、遠方の医院まで向かう必要がございません。ぜひお近くの医院をご利用ください。

また、当院はアフターフォローが充実しています。万が一「陽性」の結果が出た際は、確定検査である羊水検査を実施する選択肢がございます。検査を望む場合、費用は当院が全額負担いたしますのでご安心ください。

出生前診断では、妊婦さんに心理的な負担がかかります。当院には認定遺伝カウンセラーが在籍しており、患者さまには無料の電話相談をご利用いただけます。検査前や検査後、専門家との相談が必要なときは、どうぞお気軽にお問い合わせください。

平石クリニックのNIPTには年齢制限がありません

女性の晩婚化を背景に、高齢出産を選択する方が多い状況です。高齢出産は、母子にもリスクや影響が懸念され、妊娠後は出生前診断を受ける選択肢があります。平石クリニックのNIPTには年齢制限がございません。高齢出産で出生前診断をご検討中の方は、全国38院のネットワークを持つ当院までお気軽にご相談ください。

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NIPT平石クリニック

院長紹介
(ヒライシ タカヒサ)


専門は内科、消化器科、スポーツ医学。
いつでも頼りになる医療を、さらに日々進化する医療を常に身近に、皆様にとって、なんでも相談出来るようなクリニックを目指しております。

高齢出産が増えている傾向にある日本で、流産のリスクを抑えた検査が出来るNIPT(新型出生前診断)の重要性を高く考え、広く検査が知れ渡りみなさまに利用していただける事を目指しております。


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