
2人目の妊娠では、つわりの重さや体重の増加など1人目とは異なる症状が現れることがあります。
また、上の子の世話をしながら妊娠を乗り切る必要があるため、1人目よりも心身ともに負担を感じる場合もあるでしょう。
2人目を妊娠中、もしくはこれから妊娠を考えている人は、1人目との違いや2人目ならではの苦労が気になる人も多いはずです。
この記事では、2人目の妊娠で見られる症状の違いや特有の大変さについて詳しく解説します。さらに、これから妊娠を考えている人に向けて、2人目妊娠のタイミングを決めるポイントについても紹介します。
また「NIPT」について知りたい方は、こちらで解説を行っていますのでぜひ確認してみてくださいね。
2人目の妊娠時の1人目との症状の違い
2人目の妊娠では、1人目とは異なる症状が見られることがあります。主な違いとしては、以下が挙げられます。
・お腹の出方の違い
・胎動の感じ方の違い
・つわりの感じ方の違い
・体重の増え方
それぞれの症状について、詳しく確認していきましょう。
お腹の出方の違い
2人目の妊娠では、1人目のときと比べてお腹のふくらみが早い段階で目立つことがあります。一度妊娠を経験すると腹筋は伸びきってしまいます。伸びきった筋肉は抵抗力が弱まっているため、お腹が出やすくなるのです。
とくに、1人目出産後に腹筋や骨盤底筋の機能が回復していない場合は、2人目の妊娠によりお腹が目立ちやすくなります。
さらに、妊娠後期には腹直筋が左右に引っ張られ、8割の妊婦が腹直筋離開を経験します。腹直筋離開とは腹部の筋肉が分離し、お腹がぽっこりと出てしまう状態です。多くの場合、産後半年から1年ほどで自然治癒しますが、4割の人は元に戻らないといわれています。
このような理由から、2人目では胎児の成長に伴い比較的早い段階でお腹が目立ちやすくなると考えられています。
参照:KAKEN「新たな画像技術を用いた褥婦の体幹筋損傷、体幹筋機能回復過程の解明」
胎動の感じ方の違い
2人目を妊娠すると、1人目のときと比べて胎児の動きを早く感じやすい傾向があります。
1人目の妊娠で胎動を経験しているため、些細な動きにも敏感になることが理由です。早い場合には、妊娠16週で胎動に気づく妊婦もいます。
とくに、やせ型の妊婦は皮下脂肪に胎児の動きをさえぎられることが少ないため、胎動に気づきやすいといわれています。
つわりの感じ方の違い
2人目の妊娠では、つわりの感じ方が1人目と異なる場合があります。つわりはホルモンバランスの変化が要因とされていますが、個人差が大きく人によっては1人目よりも楽に感じる場合もあるようです。
しかし、人によっては2人目の妊娠の方がつわりをより重く感じる場合もあります。1人目妊娠や2人目妊娠によって程度や感じ方に差があるのは、2人目の妊娠に対する新たなストレスや疲労などが影響していると考えられるでしょう。
また、つわりの症状も異なることがあります。たとえば、1人目は吐きづわりだったのに、2人目では吐きづわりに加えて食べづわりも同時に起こることがあります。このような症状の変化がつらさを増す原因になることもあるのです。
体重の増え方
1人目の妊娠ではつわりが落ち着いた安定期に体重が増加しやすいですが、2人目の妊娠では妊娠初期から早期に体重が増加する人もいます。つわりが軽いと食欲が旺盛になることがあり、食事量が自然に増えることが要因でしょう。
また、ストレスによる過食や食べづわり、産後太りも体重増加の要因です。1人目の産後太りが続いている状態のまま、2人目を妊娠すると妊娠中の体重管理がより難しくなります。さらに、2人目を妊娠するまでの間に年齢が上がることで基礎代謝が低下することから、1人目の妊娠より早く体重が増加するケースもあります。
2人目の妊娠ならではの大変なこと
2人目の妊娠には、以下のような特有の大変なことがあります。
・つわりがつらくても安静にできない
・上の子を連れてのおでかけ
・体力が持たずに疲れやすい
・上の子の変化
2人目の妊娠ならではのあるあるについて、それぞれ詳しく確認していきましょう。
つわりがつらくても安静にできない
2人目を妊娠すると上の子の世話をしなければならないため、つわりがつらくても安静にできないことが多いです。
疲れやストレスはつわりを悪化させる要因となるため、2人目の妊娠中は1人目以上に周りのサポートが必要と感じることがあるでしょう。
上の子を連れてのおでかけ
2人目の妊娠中のおでかけは、お腹が大きくなる中で上の子を抱っこしたり、重たい荷物を持ったりするため、上の子を連れての外出が大変になります。
とくに妊婦健診は待ち時間が長くなりやすいので、上の子の機嫌を保つことが難しいでしょう。外出の際はパートナーや両親の協力を得るなど、事前の準備や工夫が大切です。
体力が持たずに疲れやすい
1人目の育児ですでに体力を消耗しているため、2人目の妊娠中は体力が持たずに疲れやすくなる傾向があります。合わせて、妊婦の年齢が上がることも体力の低下を感じやすくなる原因です。
また、上の子の面倒を見る必要があるため1人目の妊娠時と比べて休む時間が少なく、肉体的そして精神的にも疲労感を強く感じやすいです。
無理すると妊婦ご自身や胎児に影響を及ぼす可能性があるため、適度に休息をとることが大切です。
上の子の変化
新しい家族が増えることによって、上の子が甘えん坊になったり、イヤイヤを連発したり赤ちゃん返りをすることがあります。
感情の起伏が激しくなる、夜泣きをするなどの変化が現れますが、同時に今までできなかったお手伝いを自ら進んでやろうとする場合もあります。
上の子の変化は、2人目の妊娠中の妊婦にとって精神的そして肉体的につらいと感じることもあるでしょう。しかし、新しい環境に適応しようとする過程であるため、子どもの気持ちを受け止めてしっかりと愛情表現をすることが大切です。
2人目の妊娠のタイミングを決めるポイント
2人目の妊娠のタイミングを決める際は、以下4つのポイントを考慮しましょう。
・上の子との年齢差
・仕事・育休制度取得との兼ね合い
・経済的な状況
・夫婦の年齢
妊娠間隔は「分娩後6ヶ月以内の妊娠」や「分娩から妊娠までの期間が18ヶ月以内」を避けることが推奨されています。
妊娠間隔と以下で紹介するポイントを踏まえて、よりよいタイミングを計りましょう。
上の子との年齢差
上の子との年齢差は、育児の負担や子どもの成長環境に影響するため、2人目の妊娠のタイミングを決める際の重要なポイントとなります。年齢が近すぎると育児の負担が増える、離れすぎると子育て期間が長くなるなどのデメリットが生じますが、上の子との年齢差ごとに多くのメリットも存在します。
たとえば、年子のメリットは以下です。
・子ども同士で一緒に遊びやすい
・友達感覚で育つことが期待できる
・育児用品を使い回せる
また、2~3歳差のメリットには、以下が挙げられます。
・上の子が少し自立しており、親の負担が軽減されやすい
・上の子が幼稚園や保育園に通うことで、下の子に集中できる時間が増える
・上の子の行動を下の子が真似することで、よい影響を受けやすい
年が離れた兄弟姉妹の場合は、以下のようなメリットがあります。
・上の子が自立しているため、下の子の育児に専念できる
・上の子が頼れる存在となり、兄弟間で助け合いが生まれる
・それぞれの成長過程をゆっくり楽しめる
これらのメリットを考慮して、それぞれの家族に合った2人目のタイミングを見極めましょう。
仕事・育休制度取得との兼ね合い
仕事と育児を両立するためには、2人目の妊娠時の育休制度の活用も重要なポイントです。とくに、今の職場でキャリアを築きたい場合は、育休制度との兼ね合いをしっかりと考える必要があります。
1人目の育休中に妊娠が判明し、そのまま2人目の産休に入るケースでは、産休・育休の両方を取得できることがあります。
また、1人目の育休後に一度職場復帰してから2人目の産休に入る場合も育休の取得や、出産手当金や育児休業給付金の支給対象です。仕事や育休制度との兼ね合いを考えながら、2人目を妊娠するタイミングを慎重に検討しましょう。
経済的な状況
2人目を出産するには、出産費用や育児費用など経済的な準備が必要です。
子どもが生まれたときに受け取れる出産育児一時金は、現在50万円です。しかし、出産費用が50万円以下で収まった人は約22%とのデータがあり、予想以上の費用がかかることも少なくありません。
さらに、2人目が生まれることで食費や日用品、教育費などあらゆる面でコストが増加します。とくに、教育費の負担が大きく幼稚園から大学卒業までにかかる費用は、少なく見積もっても約1,000万円にのぼるといわれています。
出産費用や将来的な育児費用をカバーするためには、経済的な状況を考慮しながら、2人目の妊娠のタイミングを計画する必要があります。
参照:厚生労働省「「妊娠・出産の無償化」と国際水準の「継続ケア」の実現を」
参照:厚生労働省「出産育児一時金の支給額・支払方法について」
夫婦の年齢
夫婦の年齢は、子育ての体力や胎児の健康に影響を与えるため、2人目の妊娠を考える際の大切なポイントです。とくに女性の年齢は、妊娠のしやすさや胎児の染色体異常のリスクに大きく影響します。
また、年齢が上がると育児に必要な体力も低下するため、将来的に育児を続ける際の体力面についても考慮が必要です。
夫婦で話し合い、年齢的なリスクと体力面を踏まえて2人目の妊娠のタイミングを見つけましょう。
2人目の妊娠で気をつけたいことや事前準備
2人目の妊娠では、以下3つのポイントに気をつけることが大切です。
・妊娠中の健康・体重管理
・上の子の心のケア
・出産時のサポート準備
それぞれの内容について詳しく見ていきましょう。
妊娠中の健康・体重管理
妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などを防ぎ、トラブルのない出産を迎えるためには、妊娠中の健康や体重管理が大切です。2人目の妊娠では、上の子の育児で忙しく健康的な食生活を維持するのが難しくなることがあります。
そのため、適度な運動やバランスの取れた食事を心がけ、無理なく体重を管理することが大切です。
体調を崩さないよう、自分自身と胎児の健康に配慮しながら過ごしましょう。
上の子の心のケア
2人目の妊娠の際には、上の子が新しい家族が増えることに対して不安や寂しさを感じることがあるため、心のケアが大切です。自分への関心が薄れるのではないかと不安を感じると、上の子が赤ちゃん返りすることがあります。
そのため、二人きりで過ごす時間を大切にし、出産前から新しい家族が増えることをしっかりと話しておくことが重要です。穏やかな気持ちで新しい環境に適応できるよう、上の子の気持ちを尊重し寄り添いましょう。
出産時のサポート準備
2人目の出産の際には、出産時のサポート体制が必要になります。上の子の世話をどうするか、事前に計画を立てておきましょう。
親族や信頼できる友人に協力をお願いすることで、心に余裕をもった状態で出産に臨めます。具体的なプランを立てて、万が一の事態にもスムーズに対応できるように準備しておくことが大切です。
2人目の妊娠時には新型出生前診断を受けて出産に備えよう
2人目の妊娠では、1人目のときとは異なる症状や状況に直面します。上の子の世話をしながら出産に備える必要があるため、体調管理が難しいと感じることもあるでしょう。
また、1人目の出産時より年齢が上がっていることから、高齢出産に伴うリスクも考慮しなければなりません。
胎児の健康状態を早期に把握し、出産に対する不安を軽減するためには、新型出生前診断(NIPT)がおすすめです。
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